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顔のシミはなぜできる?原因は?肌のターンオーバー周期・頻度とシミの関係

気がつくといつの間にかできているシミ、今すぐどうにかしたい方も多いでしょう。

髪の毛で隠れる部分にあったり、コンシーラーで隠せるくらい薄いシミならいいのですが、鼻の頭や頬など目立つ部分、コンシーラーではどうにもならないくらい広範囲で濃いシミでは大変です。


顔のシミができる原因って何?

顔のシミが出来る原因にはいろいろとあります。

ソバカスなど先天的なもの、ニキビなどの皮膚の炎症や摩擦などの物理的な刺激、年齢などによるホルモンバランスの変化など、挙げればキリがありませんが、心当たりもなくいつの間にか思わぬところに現れるシミが一番厄介なものです。

年齢だから仕方ないとあきらめてしまう前に、自分で解消出来る原因がないかどうかもう一度見直してみましょう。

いったいなぜいつの間にかシミが出て来てしまうのか、その原因は思わぬところにあるのかもしれません。

紫外線がシミの原因に

もう誰もが知っているように、紫外線はシミを作る最大の原因になります。

しかも浴びてすぐに現れるものではなく、場合によっては何十年も前に浴びていた紫外線が原因である事もあり、これでは心当たりがないのも当然と言えるでしょう。

毎日しっかりUVカットに勤しんでいるのに、なぜか突然シミが現れたという場合には、思春期に浴びた紫外線が原因かもしれないのです。

後悔先に立たずですが、日々のUVカットを続けながら、なんとか薄くする努力もしなければいけません。シミの色素であるメラニンを作るのはメラノサイトですが、メラノサイトは刺激を受けることで色素を作り出します。

メラノサイトが特に反応するのが紫外線で、紫外線が肌にあたると、メラノサイトは即座にメラニンを作り始めます。

メラニンは細胞のDNAが紫外線で破壊されるのを防ぐ働きを持っているので、細胞にとっては死活問題なわけですね。紫外線の脅威がなくなれば色素も消えるはずなのですが、メラノサイトが暴走するとシミが出来てしまいます。

肌の乾燥がシミの原因に

実は乾燥肌は枯れ肌というイヤな呼び方もあるほど、メラニンが沈着しやすい老化肌です。なぜそんな状態かというと、肌の水分は皮脂と混ざって肌表面を守るバリア機能を発揮するからです。

身体の一番外にある表皮は、常に外部のチリやほこり、ウィルスや細菌などあらゆる刺激物からの攻撃を受けています。

それらから肌を守り、肌に有害物質が付着したり体内に入り込んだりしないようにガードしているのが、バリア機能です。

つまり、乾燥した肌は水分も皮脂も極端に少ない肌ですから、こうしたバリア機能が著しく低下している最弱の肌ということになります。肌は常に外敵物質の刺激にさらされて細かい炎症が起こっており、入り込んだ有害物質を除去するために活性酸素が増殖している状態。

肌は炎症や活性酸素に対抗するためにはメラニンを作るしか方法がありませんので、常に色素が作られ続ける環境になります。乾燥肌が全体的に枯れたようにくすんだり、シミが多く発生したりするのは、こうした理由からです。

血行不良がシミの原因に

肌の透明感が高い人は、内部で新鮮な血液が元気に循環している状態です。

血行不良になると、まず顔色が暗くくすみ、透明感がなくなり、むくみやすいどんよりとした顔になります。

また、血行不良は乾燥も生むので、前述の乾燥肌も招きやすくなります。皮膚のターンオーバーが乱れるので、一気にシミを作りやすい肌になってしまいます。

肌を守るためにメラニンが作られるのは必要な反応ですが、要らなくなった色素を還元したり、徐々に押し上げて剥がれ落としたりするターンオーバーによって、最終的には肌から追い出されるべき物質です。

血行不良によってシミが発生しやすくなる原因は、こうした色素排除の働きが低下することです。

年齢によってターンオーバーのサイクルが遅くなるのはある程度致し方ないことではありますが、色素が排除されるまでの時間が伸びすぎるとシミが出来やすくなるのです。

役目を終えたメラニンは、すみやかに排出されるべき。そのためにはスムーズな血行が必要なのです。


このほかにシミは女性ホルモンやピルなどによってできる肝斑、遺伝性のそばかす、あざのように見える遅延性両側性太田母斑、イボ状のシミとなる脂漏性角化症などがあります。

メラニン、メラニン色素とは何?

一般的にシミと呼ばれているものは紫外線が原因でできるシミです。人の皮膚は紫外線を浴びるとメラニン色素を作り出します。紫外線は肌の水分量を奪う、DNAを破壊する、細胞が死ぬ、皮膚がんの原因となります。

こうした紫外線ダメージを防ぐためメラニン色素が生まれ、周辺の表皮角化細胞へいきわたることで真皮に紫外線が届くのを防いでくれるのです。

つまりメラニン色素は非常に健康面で役立つと言うことなのですが、なぜこれがシミにつながってしまうのでしょうか。

メラニンにはユーメラニンとフェオメラニンという2種類があるのですが、赤褐色のフェオメラニンは紫外線によって活性酸素を作り、皮膚がんの原因となります。

フェオメラニンが多いのは色素の薄い欧米の白色系人種で、メラニンはこのユーメラニンとフェオメラニンの混合体とされています。

メラニンはチロシンとアミノ酸によってでき、チロシンはチロシナーゼという酸化酵素によりメラニンへと変わっていきます。

メラニンができても通常はターンオーバーによって肌の外に排出されていくのですが、紫外線が角化細胞にダメージを与えるとメラニンがどんどん作られていき、メラニンの排出が追いつきません。

メラニン色素が多すぎると言うことはターンオーバーでも排出しきれずに肌に残ることになるのです。

さらに年齢やストレス、肌ダメージなどによってターンオーバーが乱れると余計にメラニンを排出することはできなくなります。
すると色素沈着を起こし、シミとなってしまうのです。

ターンオーバーとシミの関係とは?

美白を志す人でターンオーバーを知らない人はいませんよね。

人間の表皮は常に新しい細胞に入れ替えられていて、古い細胞は自然に剥がれ落ちる仕組みになっています。

簡単に言えばこれがターンオーバーであり、新陳代謝のことです。

表皮は層になっていますが、体内に一番近い底の層で新しい細胞を作り、それが徐々に上に押し上げられて来ます。

一番上になるころにはしっかり身体をガードしてくれる厚みと強さになっていて、古くなると剥がれ落ちるというサイクルを繰り返しています。

年齢によってサイクルはどんどんゆっくりになって行きますが、生きている限りずっと新しく張り替えが行われるというのは、とても有り難い仕組みですよね。

大切なのはターンオーバーを無理に早めることではなく、常に適切なサイクルを維持することです。

正常なターンオーバーサイクルとは

身体の成長が人によってすべて違うのと同じように、ターンオーバーのサイクルも人によって千差万別です。

だいたいは年齢で決まっていますが、幅が広いので正常範囲も広くなります。おおむね平均的なサイクルがあり、それも年齢と共に遅くなります。

とは言え、世界中の皮膚専門家も正確な日数を出すことは出来ないと言われていますので、数々の研究から推測される日数でしかありません。

文献によれば、ターンオーバーサイクルは28~56日が平均的な範囲。

これが、作られたばかりの細胞が、表面で剥がれ落ちるまでにかかる日数の目安になります。

だいたい2ヶ月くらいですから、ここから極端に早かったり遅かったりしていることが予想される場合は、なんらかの手段を講じたほうが良いことになります。

肌細胞の一生

肌細胞が生み出されるのが、一番下の基底層(きていそう)です。

その上に有棘層(ゆうきょくそう)という層があり、その上に顆粒層(かりゅうそう)、一番上が角質層(かくしつそう)です。

肌細胞は上に行くほど強く硬くなり、形を変えながらどんどん移動して行きます。この速度がターンオーバーの速度となり、遅すぎても早すぎてもトラブルの元になります。

美白を目指す人は、とにかくターンオーバーを早めようとしがちですが、無理に下の層の肌細胞を表面に引き出すような行為は、逆にシミやシワ、乾燥を作る原因です。

例えばアトピー性皮膚炎の症状は、ターンオーバーが早すぎて未熟な肌が表面に出てしまうことによるトラブルが大半です。

肌細胞が徐々に形を変えながら上って来るのには理由があり、時間をかけて変化して行く必要があることを知りましょう。

未熟な細胞のトラブルは、主に水分保持能力が低いことで起こりやすく、少しの刺激にも負けてしまうため、過剰な敏感肌になるのです。

肌細胞は丁寧に育ててあげましょう。

ターンオーバーでシミは消せるのか

ターンオーバーが肌細胞の入れ替えということは、正常に出来ていれば色素もいずれなくなるはずですよね。

確かに気になるシミが表皮の浅い部分にあるものであれば、このメカニズムでキレイに除去することが出来ます。

でも、例えば同じ色素でもほくろは消えませんよね。
実はターンオーバー出来るのは表皮のみで、真皮層はしていません。

つまり、色素が肌の深い部分にある場合、いくら表皮がターンオーバーしても消えることはないのです。

皮膚は、表皮の下に真皮、その下に皮下組織というブロックを持っていますが、真皮以下はこの仕組みで張り替えることは出来ません。

ただ、通常メラニンが存在するのは表皮なので、ほとんどの色素沈着は消すことが可能です。もし真皮に及ぶ色素がある場合には、まずは皮膚科で診断してもらいましょう。

素人判断は出来ませんが、一般的に、色素が深いと青く見え、浅いと茶色く見えるとも言われていますので、ひとつの目安になるかもしれませんね。