むくみを解消するには、体内の水分量を適切にコントロールする必要があります。
体内に摂り込む水分は飲食物によってほぼ決まりますので、やはりむくみは食事で解消するのが一番ということになりますね。
そして、そこでとても重要になるのがカリウムです。
カリウムは体内でナトリウムと拮抗するミネラルですが、主に血液中の水分を蒸留させる特徴を持つナトリウムを体外に排出す働きがあり、利尿作用もあるため、身体の中の余分なナトリウムと水分とを捨てやすくしてくれる成分なのです。
ナトリウムとカリウムは血圧のコントロールにも非常に重要な働きを持っていますが、それぞれどんな働きをしているか、もう一度おさらいをした上で、カリウムサプリメントの摂取について考えてみましょう。
目次
カリウムについて知りたい!
カリウムは私たちにとって大切な必須ミネラルのひとつです。カリウムは、近年の食生活で日本人にかなり足りていないと指摘される成分です。生命維持には欠かせないもので、体内ではナトリウムと拮抗している存在。
ナトリウムは塩分の主成分ですが、ナトリウムは細胞の外に、カリウムはすべての細胞の中に存在し、細胞膜を挟んでいろいろな物質をやり取りしている間柄です。
カリウムが過剰になっても、ナトリウムが過剰になっても、私たちの身体は健康に運営されません。同じミネラルのナトリウムに比べて圧倒的に摂取量が少ないというアンバランスが問題。
カリウムとナトリウムは拮抗状態になければいけないのに、ナトリウムばかりが突出して多くなり、カリウムばかりが減っているのです。そのバランスが現代では崩れつつあるというのですから、これはちょっと一大事ですよね。
カリウムは、私たちの美容や健康に重要な役割を果たしています。
絶対に無くてはならないものなのに、どうしてそんなにも足りなくなってしまっているのでしょうか?
食生活の変化がカリウム不足のキッカケに
昔は一般的な食生活でカリウムを摂取する機会が多かったので、カリウムについては特に摂取基準は設けられていませんでした。
ところが時代が変わり、世の中には数多くの加工食品が出回り、外食が増え、ファストフードやスナック菓子などあらゆる食文化の変化が起こったことで、あっとう言う間にナトリウムが過剰な食生活に変わってしまったのです。
こうした日本人のカリウム摂取量の減少を重く見た厚生労働省は、ついに2005年に「日本人の栄養摂取基準」を改正し、カリウムの摂取基準について明記することになりました。

そこからすでに10年以上が経過しましたが、当時の懸念通り、現代もまだまだカリウムの摂取不足が指摘され続ける世の中になっています。
実際、日本人のカリウム摂取状況のデータを見ると、年々どんどん減少していることが分かります。確かに私たちは食事をする時に塩分は多少気にするようになりましたが、カリウムの量を気にして食事を選んだりはしませんよね。
カリウムとナトリウムの関係をおさらい
ナトリウムとカリウムは拮抗で働くミネラルだと言われています。カリウムは細胞の中に、ナトリウムは細胞の外にたくさん存在していて、お互いに細胞膜の内外で浸透圧を使って水分や成分の調節を行っています。
ナトリウムは主に塩分として食事から摂取されますが、ナトリウム濃度が上昇すると、その濃度を下げるためにさまざまな働きが起こります。
水が流入して血液量が増したり、ナトリウムの排出量を多くするためにカリウムが結び付いたりして、無事に尿と一緒にナトリウムが排泄されるのを助けるのです。
カリウムがどうしてそこまで重要かというと、ナトリウムが腎臓のフィルターを通って尿と一緒に捨てられる前に、腎臓が再吸収という機能でまたナトリウムを体内に戻してしまうことを防いでくれるからです。
ナトリウムは非常に捨てにくい物質で、カリウムが無いと体内からなかなか追い出すことが出来ません。
ナトリウムが過剰だと血圧も上がり、血液の量が増えてむくみも起こりますが、カリウムがあれば速やかにナトリウムを捨てることが出来て、高血圧やむくみを予防することが出来るのです。
カリウムが不足すると?カリウム不足の症状
前述の通り、ナトリウムは塩分です。ここに現代人がカリウムとナトリウムの摂取量のバランスを崩している原因があります。
日本人は古来から塩分摂取量が多い食生活だと指摘されていますが、昔はそれに伴い、拮抗するカリウムをたくさん摂取することできちんとバランスが取られていました。
ナトリウムの過剰はあらゆる生活習慣病を引き起こすトリガーになりますが、細胞の中にカリウムが十分量あれば、ナトリウムが多少多くてもちゃんと体外に捨てることが出来るのです。
近年の食生活は加工食品が多く、ナトリウムを摂取することが非常に多いにも関わらず、それに見合うだけのカリウムを摂取出来ていないのが問題。
カリウムの摂取量が減るとナトリウムが排出出来なくなり、さまざまな健康問題が起こってしまうのです。
むくみはカリウム不足の可能性が高い
むくみは長時間同じ姿勢を続けることで下半身に出やすい症状ですが、実はこれもカリウム不足が関係している可能性があります。むくみは体内の水分代謝が悪くなっている時に起こりやすいのですが、この水分代謝を悪くする原因がナトリウムです。
ナトリウムが過剰になるとカリウムが抑制してバランスを取ってくれるのですが、肝心のカリウムが体内で不足していると、ナトリウムの過剰が収まらずむくみとなって現れる場合があります。
塩分の摂り過ぎにはかなり気をつけている人であっても、カリウムが不足した身体ではバランスを取ることが出来ず、結局塩分過多の症状が収まりません。
もちろん塩分に気を遣うことは必要ですが、同じくらいカリウムの摂取を心がけなければいけないのです。
「私は塩分に気を付けているし、サラダも食べているから大丈夫」と思っている人もいると思います。でもそんなあなたはむくみや便秘に悩んではいませんか?
むくみが出るのは水分代謝が悪い証拠で、体内の水分がうまく巡らない人は冷えや便秘を引き起こしやすくなります。肌が乾燥して荒れやすくなったり、顔色がくすんだりするのも水分代謝が悪いせいかもしれません。
ナトリウムは知らない間にも私たちの体内に入って来やすい成分。決してカリウム不足は他人事ではないのです。
高血圧はカリウム不足の可能性アリ
高血圧は更年期を迎えた女性にとても多くみられる現象で、体内のホルモンバランスの変化が影響しているので、ある程度は致し方ない部分もあります。
ただ、高血圧には非常にたくさんの要因があるため、いろいろな条件が複雑に絡み合っていることがほとんどです。
その要因の一つにカリウム不足があり、それがすべてというわけではありませんが、カリウムの摂取で症状が緩和する場合も少なくないと言われています。
高血圧を指摘された人が、医師の指示を忠実に守って塩分の摂取量を毎日しっかりコントロールしていたにも関わらず、カリウム不足が原因で血圧が一向に下がらなかったという症例が実際にあります。
ナトリウムと拮抗するカリウムは、不足することで逆にナトリウム過剰の状況を作り出し、いくら摂取制限をしても思うような効果を得られない場合があります。
気を付けているつもりなのに、どうしても血圧が高いという人は、積極的なカリウムの摂取を心がけてみるのも一つの手段です。
足がつりやすい人はカリウム不足の可能性アリ
特に運動をしたわけでも疲労したわけでもないのに、どうしてもふくらはぎなどがつりやすい人はいますよね。
夜寝ている間に急に激しい痛みで目が覚めてしまうという人もいますが、それは体内のイオンバランスが崩れている証拠かもしれません。
神経伝達物質は電気信号ですが、それを制御しているのが体内のミネラルであり、カリウムです。カリウム不足になると、所構わず神経信号が誤作動を起こし、急に筋肉を収縮させたりするため、激しくつる場合があるのです。
寝ている時に多いのは、寝ている間に大量に汗をかくからです。
汗には体内のミネラルが含まれるので、大量にミネラルを失うことで足がつりやすくなるのです。もういきなり激痛で起こされるのはイヤだ!という人は、カリウムの摂取を試してみるのも良い手段です。
慢性疲労はカリウム不足の可能性アリ
日本人は常に疲れていると言われますが、慢性的な疲労感はカリウム不足が原因の可能性もあると言われています。
成人の60%を占める水分がうまくコントロール出来なくなると、体内のあらゆる巡りが悪くなり、うまくエネルギーを生み出せなくなります。
疲れ=エネルギー不足、スタミナ不足ですから、代謝が落ちると何をしたわけでもないのに、いつでも疲れていることになってしまいます。
体内の水をしっかり巡らせるためには、あらゆるミネラルのバランスを整えることが重要。その中でも不足しがちなカリウムには注意です。
むくみの解消をしたい人以外に年齢と共に血圧の上昇が見られる人も、カリウムの摂取に積極的になったほうが良いでしょう。カリウムには筋肉を正常に保つ効果もあるので、健康な肉体を保つためにも更年期の男女には大切な栄養素です。
カリウムは熱に弱く、調理をすると30%近くのカリウムを失ってしまうと言われています。
カリウムのためと言ってもすべて生で食べられるわけではありませんし、安定的な摂取が難しい場合にはサプリメントが有効です。ただし、過剰摂取は高カリウム血症の原因になるので、目安量や目標量に合わせた摂取を心掛けるようにしましょう。
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カリウムは私たちの身体に絶対に必要な栄養素だと言われています。
普段の生活では、あまりカリウムの存在を考えた事のない人も多いと思いますが、実は知らない間に自分の身体がカリウム不足になっていてむくみなどが発生している可能性があります
しつこく現れるあんな不具合やこんな不調、もしかしたらあなたの身体のカリウム不足かも?食事では足りない分のカリウムを手軽に補給できるサプリメントの利用も検討してみてください。
